フォントあれこれ
等幅フォントとプロポーショナルフォント
それぞれの文字の幅を同一にしているフォントを等幅フォント(Monospaced)、文字毎に文字幅が異なるフォントをプロポーショナルフォント(Proportional)と呼びます。プロポーショナルフォントの方が自然で読みやすいが、エディタなどでプログラムを作成する時では1行あたりの文字数を同一にしたいため等幅フォントが利用されます。
可読性と可視性
文章として読みやすいものを可読性、文字を認識しやすいものを可視性といいます。書籍の本文などには可読性が高い明朝体が使用され、雑誌の見出しや標識などには可視性の高いゴシック体が使用されます。明朝体はゴシック体に比べ複雑なため、印刷物にくらべ解像度の低いPCの画面ではゴシック体が使われます。
欧文書体についても同様に、セリフ体(serif)とサンセリフ体(sans-serif)があります。また、文字の太さや幅、斜体などを用いて強弱を表現します。
文章の場合、字体をさほど気にしなくても全体からどんな文字なのか判断でき読むことができます。しかし、メールアドレスや URLなど正確に相手に伝えなければならない文字列では、数字の1(壱)とアルファベットの l(エル)や、数字の 0(ゼロ)とアルファベットの O(オー)など似ている文字が明確に別であると表現されていなければなりません。このような場合、セリフ体を利用する方が適していることがあります。