色とは、物に当たった光が一部吸収され、吸収されなかった光が反射され網膜で色を感じます。物の表面がある色で染められているからその色として見えるように思えるが、実際は物を照らす光の性質によって異なる色として見えます。
すべての色は、三つの色を混ぜ合わせることで表現できます。その混ぜ合わせ方には二通りあり、混ぜることで明るさが加算される「加法混色」、明るさが減算される「減法混色」があります。加法混色は光の混色、減法混色は染料・顔料といった色料の混色によって起こります。この混色によって作れない色を「原色」といい、三色あるので「三原色」といわれています。光の三原色は、 Red(赤),Green(緑),、Blue(青)であり、色料の三原色は、Cyan(シアン),Magenta(マゼンタ),Yellow(イエロー)です。

光の三原色では、それぞれ100%で混ぜ合わせた状態が白、0%で混ぜ合わせた状態が黒になります。逆に、色料の三原色では、それぞれ100%で混ぜ合わせた状態が黒、0%で混ぜ合わせた状態が白になります。色料の三原色をすべて混ぜると黒になるのですが、 印刷では鮮やかな色にならないため K(黒、墨)を加えCMYK の四色を利用します。
「色相」とは、赤、青、黄、緑といった色の違いのことです。色の濃さの違いや、鮮やかさの違いなどに関係なく、「赤い」という色合いであれば色相は「赤」になります。この色相を、虹色の順番で円状に並べたものを色相環(Color Wheel)といいます。
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色を組み合わせるための基礎的なツールとして、カラーホイールがあります。これを利用して色を選択することにより、「調和の取れた色合い」や「印象の残る色合い」などを選ぶことが出来ます。まず、基本にしたい色を決め、次にどの色を組み合わせるかにより全体の印象が大きく違ってきます。PCCSでは24色の色相で構成されています。 |
「明度」とは、明るさの度合い(色が明るい/暗い)のことです。色にも明るい色や暗い色があり、もっとも明るい色は「白」、もっとも暗い色は「黒」です。白に近づくほど明度は高く(明るい)、黒に近づくほど明度は低く(暗い)なります。

「彩度」とは、鮮やかさの度合い(色の強さ)のことです。色が強く出るほど彩度が高く、色が弱いほど彩度が低くなります。

トーンとは、明度(明るさ)と彩度(コントラスト)の概念をいっしょにしたもので、色調のことを言います。トーンは各色相から同じ明度・同じ彩度の色をグループ化したもので、「薄い、濃い」「明るい、暗い」といった色の印象をあらわす形容詞を付け表現します。
トーンマップというものがあり、縦軸に明度、横軸に彩度をとっています。トーンマップにより、明度と彩度が変化すると色調が変化することが分かります。

配色を類似する色で構成するか対比する色で構成するかにより全体のイメージがずいぶんと変わります。配色する際の基本的な方法として、 同じ色相でまとめトーンで変化をつける「ドミナント・カラー」、 同じトーンでまとめ色相で変化をつける「ドミナント・トーン」があります。
| ドミナント・カラー | 緑でまとめることで初夏をイメージ
オレンジでまとめることで秋をイメージ |
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| ドミナント・トーン | ディープ・トーン
ペール・トーン |
配色を同じ色相で組み合わせたり、同じトーンで組み合わせることで、全体的にまとまったイメージになります。また、ドミナント・トーンの場合、色相の選び方で全体的なイメージが異なります。
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2色だけでなく、3色、4色、5色‥といった組み合わせも考えることが出来ます。
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基本となる色を選ぶ際に、色によって人が感じる感覚を利用することも出来ます。黄色や赤色系統は、炎や太陽を連想し暖かく感じるので暖色と呼ばれています。逆に、青色系統は水を連想し冷たく感じるので寒色と呼ばれています。さらに、明度が高くなる(色が薄い)ほど軽く感じ、明度が低くなる(色が濃い)ほど重く感じます。人の感覚を色で置き換えた場合どのようになるかまとめてみましょう。
暖い色 黄色や赤色系の色 寒い色 青色系の色 軽い色 明度が高い色 重い色 明度が低い色 柔らかい色 明度が高く、彩度が低い、暖色系の色 硬い色 明度が低く、彩度が高い、寒色系の色 興奮する色 主に暖色系の色 落ち着く色 寒色系の色、緑色 派手な色 明度も彩度も高い色 地味な色 明度も彩度も低い色
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